【NQNニューヨーク=松本清一郎】シリコンバレーバンク(SVB)の経営破綻を受け、13日の米株式市場では地域銀行に連想売りが殺到した。ただ、SVBは預金の6割超をハイテクやヘルスケアのスタートアップ企業が占め、その預金流出が破綻の決定的要因になったという特殊事情が大きい。2022年以降の新規株式公開(IPO)の記録的な急減が窮地を招いた。
SVBの平均預金残高は2019年の550億ドルから21年に1480億ドルへと3倍近くに膨らんだ。この間の米銀全体の預金増加率は35%だったから、その急増ぶりがわかる。SVBは預金のほかにもオフバランスの顧客資金が19年の920億ドルから21年には...

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