【日経QUICKニュース(NQN)】eスポーツイベント運営受託などのウェルライが売り気配。気配値を前週末比700円(16.5%)安の3540円と制限値幅の下限(ストップ安水準)まで切り下げている。17日に発表した2022年11月~23年1月期(第1四半期)の単独決算は、400万円の最終赤字だった。前年同期は四半期財務諸表を作成していないが、赤字を受けて売りが膨らんでいる。
大型のオフラインイベントに伴う舞台造作や運営スタッフ等の外注費の増加により、売上原価が増加した。人材採用の強化で採用教育費、人件費も増えた。23年10月期の通期業績予想は据え置いた。税引き利益は前期比14%増の1億6500万円を見込む。増益予想に対して第1四半期は低調なスタートとなったことも売りを促しているようだ。