【NQNシンガポール=編集委員 今 晶】外国為替市場で円相場が一段安となった。アジアや欧米で、日本と米国などとの金利差に着目した「円キャリー取引」が徐々に積み上がっている。外国人投資家の日本株買いで為替変動リスクを避ける「ヘッジ」のための円売りもその一種だ。2022年終盤にかけて盛り上がった円の買い持ち高を、金利負担を避けながら維持しようと粘る投資家も多い。
18日のニューヨーク市場で円相場は22年11月以来の1ドル=138円台後半をつけた。当時の円買いは、日銀が物価上昇で遠からず金融緩和政策を修正し、利上げにまで踏み切るのではないかとの思惑が背景にあった。日本の財務省による巨額の円...

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