【日経QUICKニュース(NQN)】大手商社株が全面高となっている。三菱商は前週末比244円(4.2%)高の5969円と上場来高値を更新した。伊藤忠(8001)や丸紅(8002)、三井物(8031)、住友商(8053)もそろって上場来高値を更新した。野村証券が26日付のリポートで5大商社の目標株価を引き上げ、材料視した買いを集めている。
野村の成田康浩リサーチアナリストは同日付のリポートで足元の株式相場の上昇を反映し、商社株の適正PBR(株価純資産倍率)を引き上げた。これに伴い、三菱商の目標株価を従来の6580円から7460円へ引き上げた。伊藤忠は5120円から5600円へ、丸紅は2190円から2490円へ、三井物は4970円から5450円へ、住友商は2620円から2970円へそれぞれ引き上げた。