QUICK Money World(マネーワールド)

個人投資の未来を共創する
QUICKの金融情報プラットフォーム

ホーム 記事・ニュース 昔も今も海外勢はグロース株選好 9週連続の買い越し

昔も今も海外勢はグロース株選好 9週連続の買い越し

記事公開日 2023/6/2 13:30 最終更新日 2023/6/2 17:08 国内株式市場サマリー 日本株 NQNセレクト

【日経QUICKニュース(NQN) 岡田真知子】海外投資家の日本株買いの勢いが止まらない。東京証券取引所が1日発表した5月第4週(5月22~26日)の投資部門別売買動向(東証・名証の合計)では、海外勢が現物株を3816億円買い越した。3月第5週(3月27~31日)から9週連続の買い越しだった。2017年5月第5週(5月29日~6月2日)までの連続買い越し記録に並んだ。

 17年当時は米トランプ政権が大幅な法人減税を軸にした税制改革の概要を発表。3月末時点で1万8909円だった日経平均は2万円の大台回復を目指して上昇していた。海外勢が現物株を買い越していた17年と23年の4~5月の上昇率上位15銘柄を比べた。

 17年当時の上昇率首位は任天堂(7974)だった。3月初旬に家庭用ゲーム機のニンテンドースイッチを発売し、大ヒットしていた。日本代表銘柄の一角として海外勢に選好されたようだ。2位は半導体製造装置大手の東京エレクトロン(8035)だった。このほか、サイバーエージェント(4751)や楽天グループ(4755)などグロース(成長)株の健闘が目立つ。

 23年は首位が製造装置大手のアドバンテスト(6857)。5位にSCREENホールディングス(7735)が入ったほか、東エレクも16位とやはり半導体関連銘柄が健闘した。5月の記録的な上昇は「アドバンテスト相場」と呼ぶ市場関係者もいるほどだ。17年はハイテクやゲーム株、23年は半導体関連と、物色の対象は多少異なるものの、いずれもグロース株の上昇が目立つ結果となった。

                  ●2017年4~5月●    ●2023年4~5月●
    銘柄名 コード 上昇率 銘柄名 コード 上昇率
1位  任天堂 7974 30.30% アドテスト 6857 47.30%
2 東エレク 8035 29.1 京成 9009 31.3
3 資生堂 4911 27.2 NEC 6701 28.4
4 古河電 5801 23.9 富士フイルム 4901 27.4
5 ミネベア 6479 21.7 スクリン 7735 25.2
6 サイバー 4751 21.4 関西電 9503 23.6
7 楽天グループ 4755 20.7 パナHD 6752 23.6
8 日産化 4021 19.9 東京海上 8766 23.4
9 バンナムHD 7832 18.8 大塚HD 4578 23.1
10 富士通 6702 18.6 横河電 6841 22.4
11 IHI 7013 18.5 鹿島 1812 22.3
12 フジクラ 5803 18.5 キッコマン 2801 22.1
13 ネクソン 3659 18.2 コナミG 9766 21.8
14 クラレ 3405 18 三菱重 7011 21.1
15 コムシスHD 1721 18 HOYA 7741 20.6
(注)2023年6月1日時点の日経平均構成銘柄で比較。3月末終値と5月末終値を比較。証券略称は1日時点。

著者名

日経QUICKニュース(NQN) 岡田 真知子


銘柄名・銘柄コード・キーワードから探す

株式ランキング

コード/銘柄名 株価/前日比率
1
23,270
-0.29%
2
16,710
-0.02%
3
3,226
+0.4%
4
32,590
+0.18%
5
20,440
+2.58%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
7441
Misumi
2,285
+21.22%
2
613
+19.49%
3
1382
ホーブ
2,417
+14%
4
1,280
+13.47%
5
3560
ほぼ日
3,910
+12.51%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
162
-33.05%
2
491
-16.06%
3
310
-14.36%
4
5010
日精蝋
188
-9.61%
5
5034
unerry
3,465
-8.45%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
23,270
-0.29%
2
16,710
-0.02%
3
8306
三菱UFJ
1,268.5
-2.23%
4
20,440
+2.58%
5
3,226
+0.4%
対象のクリップが削除または非公開になりました
閉じる
エラーが発生しました。お手数ですが、時間をおいて再度クリックをお願いします。
閉じる