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アステラス製薬(4503) 1Qは概ね想定通り、一時費用などを織り込み予想を修正

QUICK企業価値研究所アナリスト 真下弘司(2023/09/11)

・前提為替等を見直し予想を修正
 企業価値研究所予想の連結業績は業績表の通り。1Qの業績は概ね想定通り推移。前提為替を円安方向に見直したこと、グローバルでの組織改革に伴う一時費用などを新たに織り込み前回予想を修正。前立腺がん治療剤「XTANDI」の安定した成長、急性骨髄性白血病治療剤「ゾスパタ」や尿路上皮がん治療剤「パドセブ」、血管運動神経症状(VMS)治療剤「VEOZAH」など重点戦略製品の市場浸透により増収・増益基調が続くとの見方を維持する。なお23年7月に買収した米バイオ医薬品企業Iveric Bio社の影響は、予想には織り込んでいない。

・1Qは2%減収、38%営業増益
 24/3期1Qの連結業績は、売上収益が前年同期比2%減の3750億円、営業利益は同38%増の458億円。「XTANDI」や重点戦略製品は伸長したが、北米「レキスキャン」が後発品の影響で大きく落ち込み減収。利益面では原価率が改善、研究開発費の減少も4割近い営業増益。

・リスクファクター ~医療費抑制や副作用など

・アナリストの投資判断 ~「VEOZAH」や「IZERVAY」の市場浸透に注目
 株価は23年5月25日に上場来高値となる2360.5円をつけ足元は2200円前後。株式相場全般の上昇に加えて、Iveric Bio社買収や「VEOZAH」の承認取得などが評価されているようだ。「XTANDI」の独占販売期間満了(LOE)が近づいており、持続的な株価の上昇には次の成長を担う「VEOZAH」や「IZERVAY」の市場浸透などが必要と考える。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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著者名

真下 弘司

シニアアナリスト

医薬品セクター担当


【プロフィール】
00年から現職。医薬品・医薬品卸等を担当。レポート作成に際しては、会社側開示情報に基づく数値分析に、個別取材等の足で稼いだ情報を加えて、平易な文章で誰が読んでもわかるようにと心がけている。また業績のほか、ESG(環境・社会・企業統治)などの観点から企業を評価できないか模索中。


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