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アサヒグループホールディングス(2502) 上期は堅調な事業環境継続、新商品展開の成果などに注目

QUICK企業価値研究所アナリスト 篠崎智明(2023/09/12)

・上期の事業利益は13%増益
 23/12期上期の連結業績は、売上収益が前年同期比9%増の1兆2530億円、事業利益が同13%増の1029億円だった。売上収益は、各市場での価格改定効果や高価格帯商品の販売増加などが寄与し、全セグメントで増収を確保。利益面では、連結全体で原材料など変動費のコストアップの影響を550億円弱受けたが、増収効果やコストコントロールなどで吸収。連結事業利益は2桁増益を確保した。

・業績予想は従来予想を据え置く
 上期の堅調な事業環境や、夏場の猛暑影響、23年10月の酒税改正に対応した価格改定などは同社業績にプラスの影響を与えると企業価値研究所ではみている。半面、需要期である3Qの業績動向や、他社ビール新製品との競争環境など引き続き事業環境を見極める必要がある。当研究所では、23/12期の連結業績予想について、売上収益を前期比7%増の2兆6950億円、事業利益を同5%増の2550億円とした従来予想を据え置く。24/12期以降の業績予想も据え置いた。

・リスクファクター ~原材料高による採算の悪化

・アナリストの投資判断 ~中期的な株価上昇予想を維持する
 上期の連結事業利益は2桁増益を確保。当研究所では同社の利益成長は堅調さを維持していると評価している。会社は上期決算発表時に通期計画を増額修正したが、おおむね当研究所の期初想定の水準。当研究所の業績予想は据え置いた。酒税改正によるビールシフトを見据えた新商品展開や、グローバル調達機能強化の取り組みなどに注目していきたい。堅調な事業環境を受け、上期決算発表後の株価は上昇。従来同様中期的な株価上昇予想を維持する。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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著者名

篠崎 智明

シニアアナリスト

食料品担当


【プロフィール】

首都大学東京都市教養学部(現東京都立大学法学部)卒業。地方銀行に入社し、支店勤務、日本経済研究センター出向、銀行系シンクタンク出向を経て、2020年QUICK企業価値研究所に入社。

マクロ経済の分析経験を活かしつつ、取材などを通じて個社を多角的に評価できるよう努めている。


日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)


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