【QUICK Market Eyes 永島奏子】海運業界が脱炭素に向けて大きく舵を切りはじめた。造船市場では燃費性能に優れた船の需要が高まり、船舶用塗料を手がける中国塗料(4617)がにわかに投資マネーを集めている。
■塗料で「海の脱炭素」を後押し
中国塗料は船舶用塗料で国内シェアの6割、世界シェアの2割を占める企業だ。塗料には船体の劣化を守る「防食」のほか、船底にフジツボや藻などの海中生物が付くのを防ぐ「防汚」などの役割がある。防汚塗料が施された船は海水の抵抗を抑えて低燃費での運航が可能として、「海の脱炭素」の観点で需要が高まっているようだ。
国際海事機関(IMO)は2023年に既...

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