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凄腕ファンドマネージャー「優待くん」 荒れる市場で大活躍

最終更新 2018/11/1 11:21 株式マーケット 株主優待 優待株

まだまだ不安定な株式相場。直近までの下げがきつかっただけに、先行きを楽観するのは難しい。「ある程度、下値抵抗力がある銘柄をポートフォリオに組み入れたい」。そんな場合に役立ちそうなのが、株主優待銘柄(優待株)だ。

配当金と優待を金額換算した実質利回りで10%を超える銘柄もある優待株は、個人投資家に人気だ。株価が下がればさらに魅力的になり、個人マネーは一段と向かいやすくなる。

ハンバーガーなどの引換券がもらえるマクドナルド(2702)は、日経平均株価が13%下落した10月の相場(9月末と10月29日の終値を比較)で、わずか1%の下げにとどまった。優待がもらえる権利付き最終売買日が12月なのにもかかわらず、だ。

マクドナルド以外でも、優待株は堅調な値動きだ。11月に権利付き最終売買日を迎える37銘柄(時価総額1兆円未満、優待内容がカレンダーのみは除く)の時価総額を平均し、推移をみると、10月優待株(27銘柄)の権利落ち日(10月29日)と比べ、10月31日は4.2%増加していた。TOPIXはこの間、3.6%の上昇にとどまった。

もちろん、足元では中小型株の戻りが大きいため、TOPIXを上回るのは当然だ。ならばと、中小型株の下げがきつかった10月の下げ相場で10月優待株(前提条件は11月優待株と同じ)の推移を振り返ると、やはりTOPIXをアウトパフォームしていた。

■10月優待株の時価総額(平均)とTOPIXの推移

※9月優待株の権利落ち日(26日)を100として指数化。

同様の前提条件で9月優待株(414銘柄、うち131銘柄は東証1部以外)をみると、安倍晋三首相の自民党総裁3選で大型株中心に買いが広がる中、ほぼTOPIXと同じ値動だった。

時価総額を使った単純な計算だが、結果を見る限りでは「上げ相場でTOPIXに勝ち、下げ相場でTOPIX並みのリターンを確保する」という、凄腕アクティブファンドマネージャーに引けを取らない活躍が期待できる。

11月に権利付き最終売買日を迎える銘柄をQUICKの「株主優待ウオッチ」でピックアップすると、以下のような銘柄がある。

■サムティ(3244)
自社ブランドのマンションの販売などを手がけている。2018年11月期は連結売上高が前期比3割増、純利益は4割増となる見通し。グループ企業が運営するホテルの宿泊券6000円分がもらえるほか、1株あたり6400円の配当金(会社計画)も見込まれ、優待と配当金をあわせた実質利回りは8%強に達する。

■ファーマライズ(2796)
中堅の調剤薬局。2019年5月期は最終赤字の見通し。中間決算期にあたる11月末の配当金はないが、自社グループ店舗で、OTC医療品(市販薬)などに使える2500円分の商品券がもらえる。株価は600円強で優待利回りは4%だ。

■テクノアルファ(3089)
半導体製造装置を販売する。2018年11月期の通期見通しは開示していないが、17年12月~18年8月期までの実績では、前年同期の営業赤字から一転し、黒字を確保。期末配当金を25円と見込んでいるほか、コンビニなどですぐに使える1000円分のQUOカードがもらえる。実質利回りは3%だ。

日経平均の予想変動率を示す「日経ボラティリティー・インデックス」は10月末時点で26.28。上昇にいったん歯止めがかかったとはいえ、いつ波乱が起きても不思議でない水準だ。万が一の急落リスクに備える目的で、凄腕ファンドマネージャー「優待くん」に頼ってみるのも一計かもしれない。(松下隆介)

※QUICKエクイティコメントで配信したニュースを再編集した記事です。QUICKエクイティコメントは、国内株を中心に相場動向をリアルタイムでLIVE解説するQUICKのオプションサービスです。

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