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【 Art Market Review 】片岡球子の代表作「富士」、落札価格は上昇基調

今回は、1989年に文化勲章を受章し、昭和から平成の時代に先進的な日本画で高い評価を確立している片岡球子(かたおか・たまこ、1905~2008)の作品に注目する。

2月28日に開催されたマレットジャパンのアートオークションに、「富士に献花(ひまわり)」「花(めでたき富士)」の2作品が出品された。いずれも、「富士」という、作家の代表的なモチーフのリトグラフ作品である。

■2月28日 マレットジャパンオークションハウス(出品数266点、うち落札数178点 落札率=66.9%  落札総額1億191万円、落札手数料含まず)

人物画を多く描いていた片岡は、1960年頃より、火山に興味を持ち、日本各地の火山を訪れて、山をモチーフにした「火山」シリーズを発表している。1964年には、富士山のスケッチを開始し、その後40年以上にわたって富士山を描き続け、「富士」シリーズの版画制作は100点を超える。今回の2作品は、その後期に制作されたものである。

「富士に献花(ひまわり)」のオークション結果は、落札予想価格60万~80万円に対して予想上限価格の1.4倍の115万円で落札された。2014年以降の国内オークションに出品された類似作品60点を抽出分析したACF美術品パフォーマンス指標を見てみると、上下動はあるものの、14年の落札価格の平均が73万5000円だったのに対し、19年には120万7000円まで上昇している。

18年を除いては、常に上限の平均を超える落札価格で推移しており、安定したパフォーマンスであることがうかがえる。19年に入り、落札価格は大きく上昇しているが、これが一過性のものか否か、今後の動向を注視していきたい。

 (月1回配信します)

※アート・コンサルティング・ファーム提供 ⇒リポート全文はこちら

マレットジャパン オークションの次回開催は5月16日

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