開示会社：郵　船(9101)
開示書類：2023年３月期　第３四半期決算短信〔日本基準〕（連結）
開示日時：2023/02/03 12:00

<決算スコア> -0.76

<業績データ>
発表期 2022/12
種別 3Q
売上高(百万円) 2,050,198
前期比 +22.3% ○
営業利益(百万円) 249,404
前期比 +26.0% ○
経常利益(百万円) 1,005,965
前期比 +44.1% ○
純利益(百万円) 920,372
前期比 +33.0% ○

予想期(通期) 2023/03
売上高(百万円) 2,600,000
前期比 +14.0% ○
会社予想比 -3.7% ●
QUICKコンセンサス比 -0.6% ●
営業利益(百万円) 290,000
前期比 +7.8% ○
会社予想比 +7.4% ○
QUICKコンセンサス比 +3.8% ○
経常利益(百万円) 1,080,000
前期比 +7.7% ○
会社予想比 -2.7% ●
QUICKコンセンサス比 0.0%
純利益(百万円) 1,000,000
前期比 -0.9% ●
会社予想比 -2.9% ●
QUICKコンセンサス比 +0.2% ○
予想年間配当(円) -


＜要約＞
　2023年3月期3Qの連結業績は、売上高が前年同期比22.3%増の2兆501億9800万円、営業利益が同26%増の2494億400万円、経常利益が同44.1%増の1兆59億6500万円、純利益が同33%増の9203億7200万円だった。

　定期船事業において、コンテナ船部門では、需要面では、前四半期に続き欧米を中心とした消費地での消費財の在庫積み上がりやインフレ等の複合要因により輸送需要の減退が見られ、供給面では世界的な港湾混雑が一部を除き解消したことで船腹供給量が増加し、スポット運賃は下落した。ONE社においては、直近四半期では運賃下落や荷量減少の影響を受けているが、上期が好調だったことにより、業績は前年同期を上回った。国内ターミナルでは、前四半期に続きコンテナ船のスケジュール遅延の影響を部分的に受け、取扱量は前年同期比で微減した。海外ターミナルでは、北米のターミナルを一部売却した影響で取扱量は前年同期比で減少したが、一部ターミナルでのコンテナ滞留に伴う付帯収入が増加し、収支に貢献した。

　航空運送事業では、前四半期に続き世界的な景気の減速、海上貨物の一部が航空輸送に切り替わる動きが弱まったこと等を受け、例年見られる秋口からの旺盛な貨物需要も見られず、取扱量は前年同期を下回った。運賃水準は前年同期よりも高い水準を維持した一方、費用面では燃料費等が増加した。航空運送事業全体では前年同期比で増収となり、利益は前年同期並みとなった。

　物流事業において、航空貨物取扱事業では、荷動きが低迷する中、第3四半期において例年見られる繁忙期が無く、取扱量及び利益水準共に前年同期を下回った。海上貨物取扱事業では、取扱量は前年同期比で減少したが、足元の需給緩和の状況下においても機動的なマーケティングや通関手続き等の付帯サービス拡販に努めたことで、一定の利益水準を確保した。ロジスティクス事業では、欧米において人件費・光熱費の高騰に伴い価格改定を進め、需要の底堅い一般消費財の取扱いが事業を牽引し、好調に推移した。内航輸送事業では、取扱量の増加もあり一定の利益水準を確保した。物流事業全体では前年同期比で増収増益となった。

　2023年3月期の連結業績は、売上高が前期比14%増の2兆6000億円、営業利益が同7.8%増の2900億円を計画。



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【決算スコアについて】
　企業の発表する決算や業績予想修正が、どの程度株価にインパクトを及ぼすかを統計的に算出した参考指標です。
　スコア算出にあたっては、発表内容を（１）前の期の実績（２）直近の会社予想（３）市場予想（QUICKコンセンサス）--との比較で分類してパターン化。類似パターンの発表時に過去、株価がどう反応したかを分析して算出しました。算出モデルには移動平均かい離率も投入し、発表前の株価の織り込み度合いも考慮しています。
　あくまで過去データに基づく統計的な値であり、個別事象の予測を目的としたものではありませんので、ご注意ください。


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