開示会社：タカトリ(6338)
開示書類：2023年９月期　第３四半期決算短信〔日本基準〕（連結）
開示日時：2023/08/08 15:30

<決算スコア> -0.29

<業績データ>
発表期 2023/06
種別 3Q
売上高(百万円) 10,820
前期比 +74.9% ○
営業利益(百万円) 1,620
前期比 +93.5% ○
経常利益(百万円) 1,642
前期比 +77.5% ○
純利益(百万円) 1,128
前期比 +77.4% ○

予想期(通期) 2023/09
売上高(百万円) 16,000
前期比 +56.5% ○
会社予想比 0.0%
営業利益(百万円) 2,200
前期比 +62.8% ○
会社予想比 0.0%
経常利益(百万円) 2,300
前期比 +57.3% ○
会社予想比 0.0%
純利益(百万円) 1,600
前期比 +55.6% ○
会社予想比 0.0%
予想年間配当(円) 40.00


＜要約＞
　2023年9月期3Qの連結業績は、売上高が前年同期比74.9%増の108億2000万円、営業利益が同93.4%増の16億2000万円、経常利益が同77.4%増の16億4200万円、純利益が同77.5%増の11億2800万円だった。

　電子部品業界においては、環境対策、省エネルギーのニーズに向けた自動車のEV化、ロジック・ファウンドリ(半導体受託製造)の旺盛な投資に加え、スマートフォン需要に一服感がみられるものの、通信基地局やデータセンターの通信部品需要、IоTや自動車関連向けセンサー投資に牽引され、市場環境は堅調に推移している。

　電子機器事業及び医療機器事業については電子部品の供給停滞の長期化、原材料高騰等の懸念があるなか堅調に推移する一方で、繊維機器事業は低調に推移した。損益面については、長納期部品の先行手配等で生産計画への影響を限定的に留めたことにより電子機器事業及び医療機器事業の受注・売上が順調に推移し、さらに製造コストの低減と諸経費の圧縮に努めた。

　電子機器事業において、新素材加工機器では、パワーデバイス市場の設備投資意欲は依然旺盛な状況であり、海外市場ではインゴット供給及び工場建設計画の遅延等の影響から受注計画に遅れが生じているものの、引き合いは強い状況が継続している。ディスプレイ製造機器では、市場拡大が期待されるウェアラブル機器ディスプレイ用フィルム貼り付け機を販売したが、スマートフォンの世界出荷量が未だ回復していない影響でパネルメーカーによる装置投資の動きが停滞しており、中小型ディスプレイ用偏光板貼り付け機や真空貼り合わせ機の販売が低調に推移した。売上高は105億円(前年同四半期比75.9%増)、セグメント利益17億200万円(78.6%増)となった。

　医療機器事業では、新型コロナの影響による部品の長納期化に対し先行手配等の対策を行うことで、ODM及びOEMスケジュールへの影響を限定的に留めた。「胸腹水濾過濃縮装置M-CART」の医療機関への販売及びレンタル、試用貸出しを行った。販売額は大幅に増加した。売上高は1億9900万円(前年同四半期比190.8%増)、セグメント損失3800万円(前年同四半期はセグメント損失9100万円)となった。

　繊維機器事業では、依然市場環境の低迷が続いている状況で繊維・炭素繊維裁断機市場の回復傾向は見られず、低調に推移した。販売額は減少した。売上高は1億2000万円(前年同四半期比19.2%減)、セグメント損失4400万円(前年同四半期はセグメント損失2300万円)となった。

　2023年9月期の連結業績は、売上高が前期比56.5%増の160億円、営業利益が同62.8%増の22億円を計画。



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【決算スコアについて】
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